釣り餌としても優秀な亀の手！どんな魚が釣れるの？

出汁の旨味がとっても美味しくて、栄養分が豊富だと有名な亀の手。

実は、餌としても優秀なんですよ！

それは、釣り人の間では有名な話で、話題に上がることもしばしばあります。釣り人に亀の手ファンは多いんです。

この記事では、亀の手でどんな魚が釣れるのか？餌としてどうやって使うのか？についてご紹介します。

亀の手でどんな魚が釣れるの？

亀の手は、釣りの餌としても使われる優秀な生き物です。外道〜大物まで釣れるんですよ。

ここでは、ネット上の口コミで釣れた魚は、どんな魚が多いのかを徹底的に調査しました。

1.【亀の手で釣れる魚】

コブダイ、アラカブ、カンダイ、キジハタ、アオブダイ、笛吹きダイ、カワハギ、フグ、ベラ、駕籠舁き鯛、部鯛フエダイ科、石鯛、メジナ、ブダイ、チヌ、黒鯛、マゴチ

また、その中でもよく見られた魚を、ランキング付けをしてみました。

2.【口コミで多く釣られている魚】

1位石鯛、2位チヌ、3位コブダイ

殻がついたまま亀の手を餌として付けるのか？それとも剥き身にして使うのか？

様々な意見がありますが、どちらもメリットデメリット、そして論点があります。また、どの魚を狙うかにより変わってきます。

亀の手は出汁が濃厚な旨味を持つ甲殻類で特有のニオイがするので石鯛、駕籠舁き鯛、ブダイ、笛吹きダイなどは寄ってくるものです。

剥き身にすると、釣果は落ちます。投げ釣りだと剥き身になりますただ、むき身は非常に柔らかいので、遠投向きではありません。

また、エサ持ちもあまりよくありません。投げ釣りの場合、テンビンを使用するなど、なるべくエサに衝撃が伝わらないよう注意する必要があります。

針を刺しそのまま投げようとすると、剥き身が柔らかすぎて簡単にちぎれ飛んでしまうのです。

対応策として、亀の手を２、３個、針に通し刺しにし、糸などでぐるぐる巻きで固定した状態で投げます。糸は、縫い物用の安い糸で構いません。

亀の手の身は柔らかいため餌取りに弱いのですが、このような対応策で、ある程度は餌取りの攻撃にも持ちこたえることができます。

糸で縛るなんてすると魚が食いにくいのでは？と思われそうですが、石鯛ならお構いなしに簡単に糸を食いちぎるでしょう。

剥き身にするしないは、餌取りに邪魔をされないかどうかが問題なのと、狙う魚に歯の強度があるかどうかによります。また、撒き餌としても亀の手の剥き身は使えるのです。

亀の手が殻のままだと、餌取りに非常に強く餌持ちがよいのが特徴です。底モノが釣れやすい傾向にあります。

しかし、コブダイ、石鯛、黒鯛、ブダイなどの魚は、亀の手の殻を割って食べる歯が強い魚です。

これらの魚を狙うことで、餌取りに邪魔されるのであれば殻付で問題ありません。マダイやチヌなど甲殻類をよく食べる魚であれば、殻ごと付けても大丈夫です。

亀の手を食べるのは、先述した1.【亀の手で釣れる魚】にあげた魚です。カレイ、ヒラメ、キス、イシモチなどは亀の手だと釣れにくいでしょう。

亀の手が生息する場所は、磯の堤防やテトラポット、岩の隙間に固着しています。足元から波打ち際までの広範囲で見られるでしょう。

日本の海であれば、大低どこの海でも見られますが、現地採集で餌として使うことができます。

採取する方法は簡単です。マイナスドライバーやピトン、魚締めなどを使い、亀の手の根っこから掘り起こすようにとります。

ただ、餌として使用する分だけに留めておきましょう。また、お土産用として持って帰る分も、食べる分だけにしておいてほしいのです。

その理由は、生き物ですので一度根こそぎ採取してしまうと、個体として成長するまでにかなりの時間を要します。

みんな獲っちゃって成長が追いつかないぐらい。大人のマナーを守りましょう。

亀の手が餌としてもどれだけ優秀かわかりましたね。

1.【亀の手で釣れる魚】にもあげていますが、石鯛もまた亀の手で釣ることができます。

イシダイという名前は、「石の歯を持った魚」ということからつけられたといわれているくらい、歯が硬いんです。

石鯛は4月〜6月、9月〜11月がベストシーズンです。特に南エリアに分布しています。

石鯛の最大の特徴は、硬いサザエやフジツボ、亀の手などの殻でさえかみ砕いてしまう程、固く頑丈な歯を持っていることです。

何層もの小さな歯が石灰質で固められていて、古い歯が脱落したり、硬いものを食べて欠けたとしても、また新しい歯が出てきます。

ですので、石鯛を釣りたいのであれば、亀の手だと殻付きにしましょう。その方が餌としてもつけやすいです。

亀の手はどこにでも見られることから、いつでもどこでも手に入る！と考えるのは危険です。磯によっては漁獲権がついている場合があります。

下手すると、近所の人や警察に声をかけられる可能性もありますので、採取の際には注意しましょう。