亀の手は豊富な栄養があり、出汁にも濃厚な味わいがあるので、一度食べたら病みつきになる美味しさです。
免疫力が下がりやすい妊娠中というのは、食べたらいけないものが多いもの。亀の手は食べても大丈夫なものでしょうか?
また、食べるときの注意点は何でしょうか?この記事では、妊婦が気になる疑問点について解説していきます。
亀の手を妊婦が食べても大丈夫?
亀の手は、妊娠中に食べてはいけない食物のリストには入っていません。むしろ、栄養が豊富なのでおすすめしたい食材です。
亀の手は甲殻類にあたるのですが、妊娠中に甲殻類はとっておくべき食べ物だとされています。
ただし、もし甲殻類アレルギーがあるのであれば避けましょう。
妊娠中に亀の手を食べるときの注意点
妊娠中、亀の手を食べる上で注意点があります。
亀の手を生で食べると、リスクがあると考えられますので、妊娠中は避けましょう。しっかり加熱をして食べれば問題ありません。
また、甲殻類アレルギーがあるのであれば、亀の手が初めてであってもやめておいた方が無難です。
甲殻類は他の食品と比べると、アレルギー反応が起こる頻度が高い食べ物とされているからです。
万が一、甲殻類アレルギーが発症すれば、免疫力の弱い妊婦は重症化する恐れも考えられるでしょう。
【甲殻類アレルギーの症状】
- じんましん
- 呼吸困難
- まぶたの腫れ
- 嘔吐
- 喉のかゆみ
- アナフィラキシーショック
亀の手の栄養
亀の手に含まれる栄養素とは「コハク酸」と「ミネラル」です。コハク酸には旨味成分だけでなく、様々な栄養効果があります。
【コハク酸】
- がん増殖抑制効果
- 美肌効果
- 脂肪燃焼促進効果
- 高血圧や動脈硬化への効果
がんの増殖抑制にコハク酸が有効であることが、広島大学の研究により明らかになっています。
また、肌の保湿や新陳代謝にも効果があり、肌のキメを細かくしてくれる化粧品に一役買っています。
また、最新の研究では動物実験により、コハク酸を食べるマウスは太りにくく、糖尿病にもなりにくいという報告も上がっていて、脂肪の燃焼促進効果があることも分かってきました。
【ミネラル】
- 体の機能を維持したり調節する効果
ミネラルのうち、人の体に不可欠なものを「必須ミネラル」とよんでいます。
【必須ミネラル】
- ナトリウム
- マグネシウム
- リン
- 硫黄
- 塩素
- カリウム
- カルシウム
- クロム
- マンガン
- 鉄
- コバルト
- 銅
- 亜鉛
- セレン
- モリブデン
- ヨウ素
鉄分やカルシウムを含むミネラルは、妊娠中に欠かせない栄養素です。
鉄分は赤ちゃんの血液を作り、貧血になりやすい妊娠中の血液の精製を促してくれます。
赤ちゃんの骨を作るカルシウムは、体の維持機能を整えてくれる重要な役割を持っているのです。
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