亀の手を取ったら密漁になる?漁業権などあるのか調べてみた!

亀の手

日本全国どこにでも生息する亀の手は、海に行けば簡単にとれるもの。

よくブログやSNSなどで、亀の手のみならず海産物を「とったぞ~!」などと採取したことをアップしているのを見かけますが、それって漁業権の無い区域であったり、管轄漁協に許可を得て採取したものなんでしょうか?

悪気もなく、知らず知らずのうちに密漁をしてしまっているのかもしれませんよね!皆口を揃えて「知らなかった」「みんなもとってるし」というものです。

そのようなことにならないために、漁業権についてしっかり勉強しておきましょう。今回は、亀の手の漁業権について徹底的に調べました。

漁業権とは

漁業権は3種類に大別します。

1.共同漁業権(採貝採藻など地元漁民が共同で利用して漁業を営む権利)

2.区画漁業権(真珠養殖、藻類養殖、魚類小割式養殖など養殖を営む権利)

3.定置漁業権(水深27メートル以上の海に定置網を一定の場所に設置し漁業を営む権利)

そのうち亀の手やアサリ、わかめ、なまこ、たこなどは「第一種共同漁業権」にあたり農林水産大臣が指定する定着性水産動植物(回遊しない動物)になります。

移動することがあまりなく、経済的価値がある生き物を対象に保護している仕組みです。漁業権の保有者以外の遊漁者にあたる人が、対象海産物を獲ると処罰されてしまいますので注意してください。

 

共同漁業権は各漁協単位で登録されているものですので、国や県の一律規制ではありません。そのため、各漁協の管轄海域ごとで規制内容に違いがありややこしいのです。

その概要を調べるには水産庁の漁場マップまたは海上保安庁の「海しる」を確認しましょう。亀の手を持ち帰る時は共同漁業権の内容チェックは大切です。

また、漁業が盛んなエリアだったりすると、伊勢海老・ウニなどの密漁と誤認される可能性もあります。また、エリア内での夜間採集も誤解をされないよう留意しましょう。

 

見られていないから大丈夫だろう」なんて考えるのはやめておいた方が賢明です。

海上や陸地から高性能望遠カメラによって、証拠写真がちゃんと撮られています。併せて証拠を持っていると、言い逃れはできませんからね。

 

〇〇漁港といった所には漁業権の設定された港がほとんどです。漁船が停泊していることが多く、魚市場や水産加工、製氷施設などが集結した港を指します。

漁業を主目的としている場所に漁業権がついている所が多いので、対象であるかどうか調べてみてください。

また、自分の住む地域が大丈夫だからといって、旅行先などの遠方でもOKとは限りません。都度、調べるか問い合わせをし確認をしましょう。

密漁の罰則は?

日本の水産資源を守るため密漁による罰則があります。

近年は悪質な密漁が増えつつあり、その発生状況を踏まえ、平成30年の漁業法改正により大幅に罰則が強化されました。

それにより「最大で3年以下の懲役又は3,000万円以下罰金」という罰則が令和2年12月1日施行になりました。

3,000万円という罰金額はかなり高額な金額ですよね!個人に対する罰金としては最高額であり、密漁の防止に大きな効果が期待された額なのです。

密漁は何罪?

漁業権侵害

漁業法に違反したときの罰則は、漁業法138条から146条に記載されています。

その中で、特に関わりがある亀の手やウニ、アワビなどの第一種共同漁業権で、対象となっている区域での水産物を密漁した場合です。

第一種共同漁業権の対象となっている水産物を密漁した場合、漁業法143条の罰則が適用され、20万円以下の罰金となります。

漁業調整規則違反

漁業調整規則は、都道府県ごとに定められています

内容は漁具・漁法、体長制限、禁止期間、禁止区域、許可が必要な漁業などについて定められています。漁をするときに遊漁者が使用可能な漁具・漁法はあるのです。

こちらもまた、各都道府県に問い合わせをしましょう。

密漁は何年?

密漁の年数は、密漁行為の内容により異なります。

単に漁業権を侵害する行為を行ったのみであれば20万円以下の罰金刑のみとなります。漁業権に基づかず無許可で行ったの場合などは、3年以下の懲役又は200万円以下の罰金という重い法定刑が科せられます。

海の岩壁に生息している亀の手とはいえ、漁業権が設定されている場所で無断採取したり、無許可で持ち帰ってしまうのもダメなのです。

楽しく亀の手取りを行いましょう!

この記事では、こわいことをたくさんお話してきましたが、すべての貝類が密漁になるわけではありません。

密漁の対象となっているのはアワビ、トコブシ、サザエのみであったり、地方自治体によって亀の手は対象にならず、密漁にならいない可能性もあります。

あくまでも「密漁の可能性がある」ということを頭に入れておきましょう!ということでした。

もし、亀の手の採取がOKの区域であるのなら、思い切り楽しみましょう!夜間や際どい場所での採取は落水の危険性もありますので、必ずライフジャケットを着用するようにしてください

楽しんで魚釣りや素潜り、貝の採取を行うためにも、安全装備をしっかりしておきましょう。

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