亀の手の取り方は?どんな道具を使えば簡単に取れる?

亀の手

亀の手は、バラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』で放送され話題となりました。

亀の手とはその名の通り、亀の手にそっくり!岩に付着し全く動かない生き物なんですけど、カニやエビの仲間で、石灰質の殻をもつ岩礁海岸の固着動物なんです。

海の岩やテトラポッドの隙間にくっついていて、簡単に取れるかと思いきや、ほんの少しの隙間に根を張ってるんじゃないかと思うくらいしっかりくっついて、なかなか取れない!これってどうやって取ったらいいのでしょうか?

地域によっては漁業権がある場所もあります。(一般の人が採取した場合、漁業権侵害として罰せられることがあります。)

亀の手の旬な時期

亀の手は、夏場が産卵期にあたります。

それまでに栄養を蓄える春から夏までが旬の時期です。ですので5~8月頃が美味しい時期だといえるでしょう。

亀の手が採取できる場所

亀の手は、潮通しのよい岩場・岸壁・小磯・テトラポッドに生息しているので、チェックしていきましょう。

人が入りにくい場所ほど大型化しているので穴場です。1ブロック、人数によっては2ブロックも取れば十分でしょう。

 

常に海中にいるわけでも、陸にいるかというとそういうものでもありません。潮間帯上部に生息していて、隙間に固着しています。

しかし、亀の手はれっきとした生物ですし、全く動かないのに何を食べているのか気になりますよね!亀の手は、満潮にむけて潮位があがり海面に没すると、『蔓脚』といわれる触手を使ってプランクトンを食べるんです。

 

亀の手は隙間に固着しているのですが、採取しやすい所と取りづらい所があります。

岩場などで濡れた場所だと乾いた所よりも簡単に取ることができるでしょう。ときには、ゴッソリ取れたりするものですよ。

亀の手の採取できる時間帯

亀の手を採取するならば、干潮時を狙うといいです。

亀の手は、上部潮間帯に生息しているので、満潮時には水没してしまいます。ですので、取るなら干潮時を狙って取るのが効率的です。干潮前1時間ぐらいから場所を見定めてからスタートをします。潮が引く下げ潮から、潮が動きはじめる上げ潮までに採取すると十分に取れるはず。

 

採取は、大潮の干潮時がチャンスだと考えておくといいでしょう。大きく潮が引くと、より沖の岩場が露出するので、大きめの亀の手を捕獲しやすくなるでしょう

 

干潮時は時期によっては、夜間になることもあります。しかし、夜間の採取は大変危険です。できれば昼間の採取をするようにしましょう。

亀の手の採取はどんな道具が必要?

テトラポッドや岩の隙間に固着しています。簡単に取れるかとおもいきや、中々取れないのが現実。亀の手を取りに行く前に、揃えておきたい道具があります。

  1. マイナスドライバー、ナイフ、亀の手ホイホイなどいずれか
  2. クーラーボックス、クーラーバッグ(小型で充分)
  3. 冷凍用ジップロック
  4. 保冷剤等
  5. ライフジャケット
  6. 長靴

亀の手は、柄が長い道具が便利でスムーズに採取ができます。できれば、亀の手ホイホイがあると便利です。

【亀の手ホイホイセット内容】

  1. ノミ
  2. スクレーパー
  3. 小型ハンマー
  4. 軍手

オリジナル設計の採集専用キットですので、頑固に張り付いている亀の手を効率よく採取することができます。Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどで1,900円程度で販売されていました。

また、岩場の場合、滑落、亀の手の外殻などで手を切ったりケガをしがちです。素手は危険ですので、軍手は必ず使うようにしましょう

また亀の手はキワドイ場所にいるものです。足場が悪いので、落水や転倒、滑らないよう長靴を履くと安心。なるべく干潮時に浅めの場所で採取をするのがおすすめです。

亀の手の取り方

亀の手はカニやエビの仲間ですが、動かないので取り方はいたって簡単です。亀の手は、群生しているので、少し採取すると他の亀の手までがごっそり取れるもの。道具があれば根元からキレイに取れますよ。

採取のコツは、茎状の部分をなるべく残すように取りましょう。茎状の部分もおいしく食べられますよ。

獲り方はトウモロコシと同じです。端っこのをまず剥がします。そこにマイナスドライバーや亀の手ホイホイなどの先端を入れ、『てこの原理』を応用して掘り起こすようにしましょう。

亀の手の採取の注意点

亀の手は、地域によっては『第一種共同漁業権対象』となっている場合があります。

第一種共同漁業権とは、タコ・貝・海藻類など移動性が低く、経済的価値が高い生き物を対象として保護している仕組みのこと。

漁業権のある人以外(一般人)が亀の手を獲ると、処罰の対象にされるので注意しましょう。亀の手を採取し、生業にしている人もいるということです。

また、地域によっては伊勢海老やウニ、サザエなどの密漁と誤認されがちです。特に、漁業が盛んなエリアでの夜間採取では、誤解をうむこともありますので留意しましょう。

亀の手の産地として知られる関西地方では特に注意が必要です。しっかり確認の上、亀の手採取を楽しみましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました